サン・ジミニャーノという塔が乱立する町。今は20本に満たないが昔は70あったという。何となく大友克洋の名作「大砲の街」を想起させる。
ちなみに目を凝らすと塔の上に人型のシルエットが見えますが、これはアントニー・ゴームリーの作品です(竹橋の近代美術館にもあるやつですね)。町全体を会場にゴームリーの展示を偶然やっていて、塔の乱立する街並みと、周囲の空間を孕む彫刻は見事にマッチ。場所と時間を包括する芸術性は建築に近いものを感じます。

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